雨の日に防水のレインウェアを着ていて内部が濡れてしまった原因として
2点考えられます。
漏水によるもの
レインウェアを脱いだ時に局所的に濡れている場合は、漏水している可能性が高いです。
原因としては着用や水洗いを繰り返すことで起こりうるレインウェアの劣化や損傷です。
・生地に傷がついたり穴が開いてしまっている。
(→生地の一部が破れてしまった場合は、市販のリペアテープを貼りつけて補修が出来ます。)
・摩擦により生地裏側のコーティング樹脂が剥がれてしまっている。
・レインウェアの内側の縫い目部分に雨の浸入を防ぐために貼ってあるシームテープの
接着力が不十分になってしまったり、テープ そのものの耐水圧が低下してしまっている。
(→市販の防水テープを貼りなおして修理が出来ます。)
(→市販のはっ水、防水スプレーをご使用いただくことで効果を長持ちします。)
汗ムレによるもの
漏水が原因で起こる局所的なものではなく、レインウェアの内部全体が濡れている、
湿っぽいと感じる場合は、汗ムレである可能性が高いです。
これは着用時に衣類内がムレてしまい湿気が結露することで起こります。
屋外作業や登山など激しい発汗を伴う運動をしている場合は、
その原因の判断が難しくなります。
レイヤリングなどで中に着るものを工夫し体温を奪われないようにしたり、
内側のムレや水蒸気を外へ逃がす透湿性の高いレインウェアや、
背中や脇にベンチレーション(空気口)の機能がついたレインウェアを
選ぶことをオススメします。
背中に大型ベンチレーションが付いた透湿レインスーツ(エスレインスーツ)